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雑記帳


●意味のない話

【明晰夢】

去年の話になるのですが、やっと念願の明晰夢を見ました。

明晰夢というのはあまり聞き慣れない言葉だと思うので、ちょっと説明すると、 「夢を見ている事を自覚している夢」というものです。とはいっても単に眠りが浅いだけで、 起きているのか眠っているのかわからないような状態なのではなく、 完全に深い眠りにあって、その夢の中で「ああ、これは夢の中だ」と自覚しているのです。

なにがすごいのかというと、もうかれこれ1年以上前のことなのですが、 明晰夢をよく見るという人がテレビに出ていて、その人の話では「夢だとわかっていれば恐いものは何もない」というのです。 つまり、空も飛べれば食い逃げから銀行強盗からあげくのはてはのぞきや痴漢行為まで何でも出来るという素晴らしい夢なのです。 まぁ、テレビに出ていた人は空に舞い上がって日常とは違った角度から物が見れるから新しい発想が生まれるとか もっともらしいことを言っていましたがそんなことはどうでもいいのです。

で、これって実は誰にでも見れるらしいということなので私もやってみました。 やりかたは簡単、毎日ことあるごとに「これは夢か現実か」 と時々確認する癖をつけることだそうです。するとある日夢の中で「これは夢か現実か」 という確認をやる時が来るそうです。簡単とか言いましたが、私の場合1年くらいかかってやっと「これは夢だ」 という場面に遭遇しました。

夢の中ではなぜか空中に天使みたいな物や悪魔みたいなのとかが数匹浮遊していて 「なんじゃこりゃ、これは夢か」と確認してついに「これは夢だ」という場面に遭遇したわけです。

もちろん半眠り状態でもなく完全な夢の中で存在をリアルに感じているのです。 それに気づいた時はすごい感動で、「おお、ついにやった」とかなりよろこんだ記憶があります。 それではさっそくとばかりに空に舞い上がってみようとしましたが、なぜか出来ませんでした。 おかしいと思って次はビルの屋上から跳んでみようと思ってビルの屋上に登りました。 登りましたといってもなぜか瞬間移動して屋上にいたりするんですけど、いざとなると恐くて跳べません。 「せっかく明晰夢を見ているのに思い通りにならない!」と、少しあせりも出てきました。 そしていろいろ試してみましたが、銀行強盗もできなければのぞきも痴漢も出来ない。 夢なのに、夢とわかっているのにやたらリアルなせいで、跳べないのです。 そんなこんなしているうちに夢がフェイドアウトしてしまいました。

目が覚めてからテレビに出ていた人のことを思い出してみたら、 「慣れれば何でも出来る」と言っていたのを思い出しました。 逆に言えば慣れないとなにも出来ないんですね。ま、初めて明晰夢を見た感想としては、 「非常にリアリティがある」ということです。臭いや味もわかるし、痛みも感じます。ほっぺたをつねっても痛くない というあれは嘘です。

まるで映画マトリックスのマトリックスの中にいるような感じです。 ビルの屋上で跳ぼうとしているところなんかホント、マトリックスの「ジャンププログラム」そのもの。

なるほど、そう考えればマトリックスと同じように夢の中で想い通りのことが出来るようになるためには、 訓練が必要なんですね。ま、マトリックスと違って夢の中で怪我をしたからといって肉体に反映されることはありませんけどね。

それで、今度明晰夢を見たら訓練しようと思っているのですが、あれ以来見ていません。 早く次の明晰夢を見れないかな〜と思う今日この頃です。

【耳を刺される】

2003年の3月中頃の話ですが、 耳の中から長さ2センチくらいで耳の穴半分塞がるくらいの太さの血の塊がでてきました。 「鼓膜に張り付いているから自然に取れてくるまで我慢しろ」と医者に言われて ずいぶん長いこと煩わしい思いをしてきましたが、これでやっとすっきりしました。

なんでそんなものが出てくるかというと、うちには1歳の子供がいて、 今年の正月休みの時、いつものように子供と寝ていました。 たまたま子供が先に起きたのですが、「もう起きたんかよ」と思いながらも しばらくほっといて寝ていたら、いきなりの爆音頭を貫通したかと思うほどの激痛で飛び起きました。

しばらくは身動きもできない程痛かったのですが、なんと耳に体温計を突き立てられていました。 痛いし耳から血は出るしで急いで医者に行きましたが、血が邪魔でよく見えない、まぁでも音は聞こえるから 大事には至ってないだろうということで帰ってきました。

その後、1週間位おいて何回か医者に行きましたが、 鼓膜に張り付いているから無理にはがすと鼓膜が破れる恐れがあるということで、 まるまる2ヶ月間、違和感のある耳で過ごすハメに遭ってしまいました。

うちの子供も1歳を過ぎて色々出来るようになったのはいいんですが、うかつに体温計も置いておけません。 何回か耳の近くをつっつかれていればヤバイと思って起きただろうに、 1発で命中してしまったので警戒するスキもありませんでした。 他にも箸で目をつつかれそうになったりしたことも何回かあるので気を付けないととんでもないことになります。 その医者の話だと、子供に刺されて鼓膜まで破れてしまった人はけっこういるらしいので、 年頃のお子さんのいる方は気を付けましょう。

【ハッカー】

「情緒」は、本当は「ジョウショ」と読みます。しかし、みんな「ジョウチョ」 と読み間違っています。ただ、言葉というのは流動的で、 みんなが間違っていればそれが正しい読みになってしまうところがあります。 だから、「間違った読み」ではなく「慣用読み」などといった呼ばれ方をします。 他にも、「消耗」も「ショウモウ」ではなく「ショウコウ」が正しいのですが、 誰も「ショウコウ」なんて読まないのではないでしょうか。

このように、みんなが間違って読むうちに それが当たり前の言葉になってしまった言葉は沢山あります。 ところで、今はけっこうみんなが知っていますが、昔は専門用語というか業界用語だった「ハッカー」 という言葉があります。 本来は能力の高いエンジニアに対する賞賛の言葉だったのですが、 ある能力の高いエンジニアが、他人のコンピューターに侵入したり、破壊活動したりして世を騒がせる事件がありました。 それを見た一部のエンジニアが、面白がって自分の能力を試すかのように侵入を試みる者が多数出てきました。 報道関係者はよく知りもしない業界用語を引っ張り出し、彼らを「ハッカー」と呼びました。 でも正確に言うなら「ハッカーの一部の人間が悪さをしている」 と言うべきじゃないかと思うのですが、いまさらどうにもなりません。 あっという間に「ハッカー = 悪さをする人」という間違った意味が一般用語として定着してしまいました。

「言葉は変化するもの」という考えは反対ではありませんが、 「ハッカー」に関してはちょっと事情が違うと思うのです。 もともと「ハッカー」とは能力の高いエンジニアに対する賞賛の言葉だったはずで、 ごく一部の破壊行動に出る人たちを、まともなエンジニア達は、そいつはハッカーではなく
「クラッカー」
と呼ぶのだと言っています。 もともと「ハッカー」は賞賛の言葉だから「ハッカー」と呼ばれた「クラッカー」は調子にのるし、 本当の意味での「ハッカー」は素人に「悪い人」と勘違いされるはで迷惑な話なのです。 このまま間違った「ハッカー」が定着してしまったら本物の「ハッカー」はなんと呼べばいいんでしょうねぇ! インターネットが普及した現在では、その恩恵に与っている人は大勢いると思いますが、 インターネットの基盤となる技術を築いたのは本物の「ハッカー」達だということを忘れてはいけません。 悪者が有名になり、善人の功績を忘れてしまうような世の中は間違っていると私は思うのです。

【トラウマ】

幼少時代の強烈な体験は時としてその後の人生を大きく左右するトラウマを作ることがあります。 「どうしても犬が好きになれない」とか「泳げない」などは、幼少の記憶が足かせになっているケースが多いのではないでしょうか? 私の場合、犬が怖いわけでも泳げないわけでもないのですが、「肉が嫌い」だったりするのです。 あれは私が6歳の頃だったと思います。ウチの実家ではその頃ヤギを飼っていて、山羊乳を搾って飲んでいました。 私は末っ子で、お袋はもう乳が出なかったとか言って山羊乳で育てられたらしいのですが、私が産まれた頃は現役でも、 私が6歳になる頃には山羊ももうけっこうな歳で、乳もあまり出なくなっていました。 私が山羊乳で育ったなんて大人になってから聞いた話なので、恩返しってわけではなかったのですが 小さいながらもエサ係みたいにして山羊にエサをやっていました。 そのときも、いつものように山羊にエサをやろうとして山羊小屋の扉を開けたのですが、
「来るんじゃない!」
という親父の怒鳴り声で瞬時に追い出されたものの、今でも離れない光景が私の脳裏にくっきりと焼きついてしまいました。 肉の保存が効くということで、それは真冬に決行された出来事だったのでしょうが、 白い雪に真っ赤な血の痕は春先まで残ることになります。しかも、その日の夕飯は焼肉三昧。 以後1週間は毎日肉料理で、台所のナベを開けると心臓やら肝臓やらが何日も置いてあり、 軒下には毛皮と肋骨が吊り下げてありました。「うまいうまい」と食べている兄貴や姉貴とは対称的に、 頑として食べない私はなぜか親父に叱られました。 しかし、それは泣くほど悲しい出来事だったという記憶は無く、ただ、肉が食べられなくなっただけでした。 中学生になると、だいぶトラウマもなりをひそめ、 なにより部活をやるようになって体が蛋白質を欲するようになったのでしょう(推測)。 少しずつ食べるようになりましたが、25歳を過ぎる頃には、もう体が必要としなくなったのか、 ほとんど肉を食べなくなりました。今は「体のために少しは食べなきゃいかん」ということで、 特定の肉は食べますが、「モツ」や「レバー」などのグロ系は全然ダメです。

●画像とかもあります


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