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スカイウェーブ用エルロン追加実験記その2


前回の改造は、引退してしまった主翼を引っ張り出して使ったので失敗してしまいましたが、 新しい主翼を買ったので、現役で使っている主翼を改造して再挑戦します。
しかし、どういう風に改造してやろうかと、その主翼をしげしげと眺めていたら、 なんだか切ってしまうのがもったいなく思えてきてしまいました。 しばらく切らないで済む方法を模索していたのですが、だんだん妄想が膨らみ、 当初の目的である受信機の4ch目の有効活用がいつのまにかすり変わってしまい、 RD6000SuperのEPプレーンセットに入っている5chの受信機を使ってフラッペロン仕様にすることにしました。 また、ネット等から集めた情報&教えてもらった情報からすると、 もともと上反角(?)がきついのに高翼なのが手伝ってエルロンを根元に付けるのはキツイらしいこと、 翼端に付ければ小さい面積で大きな効果が得られるということで、今度は翼端エルロンとします。

くどいようですが、これを見て真似される方は自己責任でお願い致します。



breakwing かなり長いこと使ってますが、ほとんど無傷の主翼です。
ん?なんじゃこりゃ〜!ヽ(`Д´)ノ
折れ目がついてる・・・・。 そういえば、ウチの子供が何かしてた。あんのヤロー。これだからうかつに手の届くところに置けないっつーの。
でもまぁ、この程度で済んだのはある意味奇跡とも言えるのです。

いきなり出鼻をくじかれましたが、この程度なら問題ないでしょう。



partsweight allparts 主翼を切り出さずに改造するので、全て追加部品となります。

  1. 受信機:21g
  2. サーボ:8.9g×2
  3. 延長ケーブル:4g
  4. ロッド、エルロン:15g
  5. リンケージ・接着剤等:10g

合計67.8gですが、純正受信機10gを外すので、差し引き57.8gでかなりの重量増になってしまいます。 以前、実験で100gの重りを付けても飛ぶことがわかっていますが、 飛行性能に悪影響を及ぼさないように祈るのみです。



rod aileron1 主翼の端は芸術的な立体構造なので、切り出してどうこうってワケにもいきません。 苦肉の策で、翼端からロッドを渡してそのロッドにエルロンを付けます。



servocable サーボのケーブルは延長しなければなりません。しかし、市販の延長ケーブルは高いしコネクターの分 重くなるし任意の長さに出来ないので、自作しました。手近にあったフラットケーブル (パソコンのIDEのHDDケーブルとほぼ同じもの)を使って延長しました。 ハンダ付けしたところには熱収縮チューブを被せて絶縁します。



allinkagel allinkager エルロン一枚につきサーボが一つなので、リンケージは非常に簡単です。 サーボは両面テープで固定して、あとは微調整が出来るように テトラのアジャスターストッパー を使いました。



rx515 受信機をサンワのRX−505に交換します。
しかしこのままでは、

  1. エレベーター
  2. エルロン
  3. スロットル
  4. ラダー
  5. ギアー

という割り当てになっていて、2サーボエルロンにすると、もう一つのエルロンは6chに 割り当てが決まっています。



cmix1 ch5のギアーのところに片側のエルロンを割り当てるためにかなり悩みましたが、 最終的にはミキシングでなんとかしました。
RD6000の場合、コンペンセイションミキシング(C-MIX)を使います。

エルロンのch2にギアーのch5をミキシングして、エルロンスティックを動かしたときに ギアーサーボも同時に動くように設定します。
ギアーのEP(エンドポイント設定)はOFF(引き込み)の時−125%、ON時に+125% になっているので、OFF時0%、ON時100%にしておきます。
エルロンとして使う場合はギアスイッチをOFFの状態で使います。



cmix2 フラッペロンが使えないと、わざわざ2サーボエルロンにした意味がないので、 ギアースイッチをフラップスイッチになるように設定します。
RD6000の場合、コンペンセイションミキシング(C−MIX)がもう一つ設定できるので、 こちら(C-MIX2)にはギアスイッチをマスターにしてエルロン(ch2)をミキシングします。 ギアースイッチOFFの時はエルロンとして使うのでミキシング0%として、 ギアースイッチONの時にエルロンを−100%ミキシングします。

ギアースイッチが↑の時はギアーが0%の動作量で、エルロンに対するミキシングが0%なので エルロンスティックだけの動作になります。



苦肉の策でなんとか設定できましたが、トリムをいじるとエルロンの片方にしか効かないので、 トリムは使わずにアジャストストッパーで調整するしかありません。 また、フラップの量は片側(ch5)はギアーのONの方のEPを+100%から増減し、 もう片方(ch2)はミキシング量を−100%から増減して調整しなくてはなりません。 いずれも飛行中にチョイチョイってなわけにはいかず、一回一回下ろしてからの設定となります。



finishv2 完成するとこんな感じです。
受信機にサーボのコネクターを接続して動作を確認します。可動範囲が大き過ぎるかと思うくらいバッチリ動きます。
フラップをどの程度下ろせばいいかわからないので、初飛行は50%くらいにしておきます。 また、通常のエルロンとして動作させる時の角度も適当なので、飛ばしながら調整していく必要があるでしょう。



2003.04.25
初飛行は小雨が降り始めましたが強行しました。 離陸の滑走時に間違ってエルロンで方向修正しようとしてしまったのはご愛嬌です。 少し長めの滑走で離陸するといつものように上昇というわけにはいきませんでした。 重いというよりはスピードが乗らないといった感じです。これは初期状態でエルロンが下げ気味だったことによるものか、 あるいはサーボやらロッドやらの装備自体の空気抵抗なのかはまだわかりません。 昼休みに5、6分飛ばしただけだったので、まだわからない部分があります。 壊さないで2、3回着陸出来たので、次は少し上げ気味でやってみます。
エルロンとしての効き具合は普通に旋回するには十分な効きだと思います。エルロンとエレベーターだけで 旋回動作が出来ます。基本的にひっくり返りにくい機体なので、ロールは無理かもしれませんが、 スピードが出ればうまくいくかもしれません。
フラップは効果絶大とまではいきませんでしたが、「あぁ、効いてるんだなぁ」といった感じです。 ただ、フラップを下ろしたままでもエルロンが効くようにしたつもりでしたが、 実際は「フラップ動作 エルロン動作」 で下がりすぎた補助翼が、ただの空気抵抗になってしまい、 反対側の翼は「フラップ動作 エルロン動作」 で空気抵抗が減少するため、 旋回方向とは逆方向に機首を振られてしまうようです。
でも、フラップを下ろす時は着陸の時なので、エルロンでなくラダーを使ってコントロールすればいいだけのことです。



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