WindowsのインストールはLinuxに比べると非常に簡単で、「そらでインストールできる」
と思っていました。ちなみに、Linuxのインストールや設定はとても覚えきれるものではなく、
「インストールノート」なるものを作って事細かにメモしています。
しかし、今度のWindowsPCは、ちょっとした設定の違いや、セットアップの順序が違っただけで不具合が発生し、
Linuxよりもタチの悪いインストール作業となってしまいました。
約半月にわたる試行錯誤の末、最適と思われるセットアップ手順を見つけ出したので、
次回再セットアップにはスムーズに復旧できるように記録を残しておくことにしました。
特に PowerVCR が気ムズカシイしいようで、インストールのしかたによっては起動しなくなってしまいます。
HyperSleddingがよくないとの噂も聞こえますが、イマイチ原因がよくわからないので、
うまくいった手順をそのままトレースすることで回避するしかありません。
しかし、これを見て真似される方は「自己責任」
でお願い致します。
●環境
- パソコン
- Pentium4(2.6CGHz FSB800MHz HyperSledding)
- DDR PC3200 256MB × 2(DualChannel)
- GIGABYTE GA-8S655FX-L(IEEE1394、SerialATA、LAN、etc)
- WesternDigitalWD360GD(36.7GB)+Maxtor6L040L2(40GB)+SeagateST340810(40GB)
- Aopen WHITE MONROE FX5200-DV128(W)(ビデオカード)
- Aopen VA1000Plus(TVキャプチャーカード)
- Pioneer DVR-A06-J(ATAPI内蔵型DVD/CDライター)
- KN-1000A(300W電源付きPCケース)
- Epson PM720C
- WindowsXP(Professional)
- SoftWare
- Microsoft WindowsXP(Professional)
- PowerVCR TV Edition
- MyDVD、ShowBiz
- RecordNow DX
- WinDVD
- SingerSongWriterLite
- その他Freeware
●準備
◆ドライバ&パッチダウンロード
◆シリアルATAドライバディスク
シリアルATAのドライブをブートドライブにするためには、Windowsのインストール時に、
シリアルATAのドライバを読み込ませなくてはなりません。マニュアルにはそんな記述がなかったので迷いましたが、
ネット上ではFAQのようです。
インストールの前に、あらかじめドライバディスクを作らなければならないので、
「初めの1台だったらどうするんだろう?」「フロッピーディスクのないパソコンは?」という疑問が生じます。
私の場合はなんとでもなるからいいのですが、これはあまり親切ではないですね。
マザーボード付属CD(ここでは仮にD:\とします)から
D:\Chipset\Sis\sis180\diskimage フォルダのファイルをフロッピーディスクにコピーするだけです。
●初期設定
◆機器構成
従来のIDEドライブに加えて、高速10000rpmのSerialATAドライブを付けました。
容量が少なく、ランダムアクセスが速いタイプなのでブートドライブにします。
ビデオカードはローエンドタイプのGeForceFX5200です。PCIスロットにはビデオキャプチャーカードのみ、
スロットを3つ空けて設置します。
- IDE PrimaryMaster : Maxtor 6L040L2
- IDE PrimarySlave : Seagate ST340810
- IDE SecondaryMaster : Pioneer DVR-A06-J
- SerialATA Port1 : WesternDigtal WD360GD
- AGP Port : Aopen WhiteMonroe FX5200-DV128(W)
- PCI Slot4 : Aopen VA1000Plus
◆BIOS設定
トラブルを防ぐために、セットアップの時だけ必要な設定もあります。
まず、IDEのハードディスクは取り外すか、BIOSで無効にしておきます。また、Pentium4のHyperSleddingも無効にしてからセットアップします。
試行錯誤していた時はビデオキャプチャーカードを外してセットアップしていましたが、どうやら挿したままでも大丈夫なようです。
- BOOT Order
First : FDD
Second : CD
Third : SCSI(SATAはなぜかSCSI扱い)
- SerialATA : [Enable]
- IDE 0 : [Disable](セットアップが終わったら戻す)
- IDE 1 : [Enable]
- HyperSledding : [Disable]
●セットアップ手順
1.WindowsXPインストール
シリアルATAのドライブを起動ドライブにするので、それなりの手順を踏まなくてはなりません。
- WindowsXPのCDを入れてPCを起動
- セットアッププログラムをロードする画面(青い画面)で下段メッセージ欄に
”Please F6 if you need install ....”とメッセージがでている間(5秒間)にF6キーを押す。
- しばらくすると下段メッセージ欄に
”S=Specify Additionall ....”とメッセージがでて止まるのでSキーを押す。
- 次に
”Please insart the ....
into Drive A: ....”
というメッセージが出るのでドライバディスクをFDDドライブに入れてEnterキーを押す。
- インストールするOSを聞いてくるので、
”WinXP SiS Raid/IDE Controllar”を選んでEnterキーを押す。
- 下段メッセージ欄
”S=Specify Additionall ....”に戻るのでEnterキーを押して次に進む。
- ドライブのフォーマットを行なう画面になったら、フォーマットは通常フォーマットを選ぶと、
かなり長い時間(推定100時間以上)かかるという話(ネット上では有名な話)なので、
(クイック)を選ぶ。
- SerialATAのドライバが「ロゴテストに合格していない云々・・・」というメッセージが2回ほど出るが、
「はい」をクリック。
- セットアップ中にネットワークの設定も済ましてしまう。
2.ドライバ、ソフトインストール
Windowsのインストールが終わったら、スグにマザーボードのドライバインストールを始めます。
- マザーボード付属CDには「XpressInstall」という自動ドライバインストールツールがあるので、
これを使って自動的にインストールするが、
”Realtek AC97 Audio Driver”のチェックを外してインストールする。
- PowerVCRをインストール(CD-ROMから通常にインストール)
- ディスプレイの解像度が低いので1024×768くらいにしてから
「コントロールパネル」の「ハードウェアの追加」を起動し、
「マルチメディアビデオコントローラ」を選んでドライバを追加。
このとき、付属のCDでもいいと思いますが、今回はダウンロードしてきたドライバ”va1000plus_v131.exe”を展開して使う。
「一覧または特定の場所から・・・」「次の場所を含める・・・」等を経てインストールする。
すると連鎖的に他のデバイスも見つかるので、言われたとおりにインストールしていく。
なぜか「マルチメディアコントローラ」は連鎖的に見つからない(マザーボードのサウンドドライバを入れていないからかも)
ので、これもウィザードで追加して、
- VA1000 Lite/Plus WDM VideoCapture
- VA1000 Lite/Plus WDM AudioCapture
- VA1000 Lite/Plus WDM TcTuner
- VA1000 Lite/Plus WDM Crossbar
計4つのドライバーをインストールする。
- PowerVCRのアップデートパッチ。
- マザーボード付属CD-ROMを起動して
”Realtek AC97 Audio Driver”をインストール。
- ビデオカードのドライバインストール。
- WindowsUpdate(2003年12月5日現在)
- SP1
- 重要な更新
- ドライバ
- WindowsXP(適当な項目を選択)
- 再起動して BIOS 画面から → IDE 0 : [Enable] に直す。
3.アプリケーションインストール
ここまで来たらあとは普通にソフトをインストールしてもかまわないと思いまが、
一応、やったことを記述しておきます。
- 「MyDVD、ShowBiz」MyDVDは無償バージョンアップが出来るので、インストール後にバージョンアップ。
- 「RecordNow DX」
- 「WinDVD」
- 「SingerSongWriterLite」
インストール前にアップデートパッチ”lite2000.exe”を実行。メッセージに従ってSingerSongWriterLiteの
CD-ROMを挿入。
- 「その他Freeware」エディタやメーラー、FTPクライアントなどをインストール。
ただし、圧縮&解凍ソフトはもっと前にインストールした。
- 「プリンタドライバ&ユーティリティー」
MJ830Cは追加ウィザードでWindowsのドライバを使用する。
PM720Cはダウンロードしたファイル”p72z52b.exe”を実行。
PhotoQuickerは”pq342w.exe”を実行。